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【ツバイソPSA】バージョン2.2リリースノート

バージョン2.2をリリースしました。
リリース内容は以下の通りです。

新機能

  • マスタ関係
    • 【取引先関連情報】オブジェクトにおいて、適格請求書発行事業者の登録状況を国税庁の適格請求書発行事業者公表システムと連携し、確認、記録する機能を追加しました。「適格請求書発行事業者確認」項目にチェックを入れると、「仕入先登録番号(インボイス制度)」項目、または「法人番号」項目の値をもとに、適格請求書発行事業者公表システムで登録事業者かどうかを確認し、「適格請求書発行事業者確認日」、「適格請求書発行事業者名」、「適格請求書発行事業者確認結果」、「適格請求書発行事業者確認結果詳細」項目に結果が保存されます。これにより、登録事業者の管理がより正確に効率化できます。
  • 調達プロセス
    • 【経費精算明細】オブジェクトにおいて、適格請求書発行事業者の登録状況を国税庁の適格請求書発行事業者公表システムと連携し、確認、記録する機能を追加しました。「仕入先登録番号(インボイス制度)」項目に番号が登録されている場合は、適格請求書発行事業者公表システムで登録事業者かどうかを確認し、「適格請求書発行事業者確認日」、「適格請求書発行事業者名」、「適格請求書発行事業者確認結果」項目に結果が保存されます。これにより、登録事業者の経費精算管理がより正確に効率化できます。
  • 制作プロセス
    • 既存の【配員】レコードから【制作間接費配賦】レコードを作成する機能を追加しました。【配員】オブジェクトに新設された「制作間接費配賦自動作成」項目にチェックを入れると、【制作間接費配賦】レコードが自動的に作成されます。これにより、配員情報に基づいて制作間接費配賦レコードが容易に作成できるようになります。
  • その他、全般
    • 【案件】、【見積】、【受注】、【納品】、【期間収益】、【T&M収益】、【請求】、【請求かがみ】、【見積依頼】、【発注】、【検収】、【期間費用】、【T&M費用】、【支払】、【支払かがみ】、【契約管理】オブジェクトにおいて、ファイルリンク作成時に任意のファイル名を指定できる機能を追加しました。各オブジェクトに新設された「〇〇リンクをしたいファイル名」項目にファイル名を入力することで、そのファイル名のファイルリンクが作成されます。これにより、ファイル名による柔軟なファイルリンクの作成が可能になりました。
      また、【案件】【発注】【見積】【見積依頼】【受注】レコードでは、締処理後もファイルリンクの作成が可能です。
    • 【商談】、【案件】、【調達】、【受注】、【発注】、【制作指図】オブジェクトに、「ツバイソ積み上げ集計再計算」項目を追加しました。「ツバイソ積み上げ集計再計算」項目にチェックを入れると、各種レコードの積み上げ集計項目を手動で再計算することができます。これにより、データ不整合が発生した場合など、必要なタイミングで集計結果を更新することが可能になりました。

機能改善

  • マスタ関係
    • 【取引先関連情報】オブジェクトに、「消込時の銀行手数料の消費税区分」項目を追加し、設定した値がツバイソERPの取引先マスタへ連携できるようになりました。また、カスタム設定にも同項目を追加し、デフォルト値の設定も可能になりました。
    • 【与信】オブジェクトに「支払条件種別(債権)」、「個別支払条件(債権)」の項目を追加し、【与信】レコードが承認済になった際に【取引先関連情報】へ項目の値が転記されるようになりました。これにより、与信申請時に支払条件等の情報を入力できるようになり、情報の一元管理が可能です。
  • 売上プロセス
    • カスタム設定に「納品書金額列表示機能」項目を追加しました。【納品】、【期間収益】、【T&M収益】、【請求】オブジェクトで、納品書の金額表示、非表示を切り替えることができます。
    • 【取引先関連情報】へ「納品先_取引先責任者」項目を追加しました。【納品】、【期間収益】、【T&M収益】レコードの「取引先責任者」を、【取引先関連情報】レコードの「納品先_取引先責任者」項目で選択できるようになりました。【納品】、【期間収益】、【T&M収益】レコードの新規作成時は、得意先となっている【取引先関連情報】レコードの「納品先_取引先責任者」が優先して使用されます。設定されていない場合は、関連する【受注】レコードの「取引先責任者」項目の値が使用されます。これらの改善により、納品業務における取引先責任者の管理がより効率的かつ正確に行えるようになります。
    • 【請求かがみ】オブジェクトで、承認後のレコードでも「請求書送付日」項目の値が編集できるようになりました。
    • 【請求】オブジェクトのリストビューで、誤請求を防止するため、「まとめ済」項目にチェックが入っているレコードが非表示となるよう条件を変更しました。
    • 【請求かがみ】、【支払かがみ】レコードで、「前文」、「本文」項目に設定された鑑文の内容が編集できるようになりました。これにより、帳票に表示される文面をユーザー自身で変更できるようになり、より柔軟な書類作成が可能となります。
    • 【見積】オブジェクトで、「管理会計集計対象外」項目をツバイソロック(承認)の対象外に変更しました。
  • 調達プロセス
    • 【経費精算】オブジェクトのシステム連携画面において、マスタコード設定済のレコードのみが連携対象となるよう改善しました。これにより、マスタコード未設定の場合のエラーが防止できます。
    • 【経費精算】オブジェクトのシステム連携画面において、マスタコード設定時に、無効な【経費精算原因マスタ】レコードが設定されている場合は、エラーメッセージが表示されるよう改善しました。
  • その他、全般
    • 各種明細エディタ画面で、「単価(税込)」、「消費税調整額」、「見込数量」、「金額(税込)」項目の編集中に値が空欄のままエンターキーを押すと意図せず画面が閉じてしまう問題を改善しました。
    • ツバイソPSAカスタム設定ページに、「ツバイソロック追加設定」タブを新設し、「ツバイソロック追加設定1~20」項目を同タブ内に移動しました。これにより、ツバイソロックの設定項目が管理しやすくなりました。
    • 各種帳票で、税区分カテゴリに該当しない税率の明細が含まれる場合、帳票出力時にエラーメッセージが表示されるよう改善しました。
    • カスタム設定で、「取引先債権債務情報の残高の取引先関連情報への積み上げ集計機能の使用」項目のデフォルト値をオフに変更しました。
    • 【売上明細】、【仕入経費明細】、【支払予定】オブジェクトのシステム連携において、必須項目未設定によるエラー発生時に「ツバイソ連携結果」項目へエラーメッセージを保存するよう改善しました。また、システム連携時のエラー処理も改善され、エラーレコードのみエラーメッセージを保存し、正常なレコードは連携が継続されるようになりました。これにより、エラー発生時の原因特定と対応が容易になりました。
    • 【管理会計2】レコードの作成、更新時に、「保護」項目にチェックが入っている場合、「管理会計を再作成」項目のチェックが外れるようフローを改善しました。これにより、保護されたレコードが意図せず変更されるリスクが軽減します。
    • 各種明細エディタ画面で、「続けて作成」のチェックが次に開いた明細でも維持されるよう改善しました。
    • 各種オブジェクトの明細タブの「履歴から追加」機能において、転記される項目を精査し、必要な値が転記されるよう改善しました。これにより、過去の明細レコードが活用しやすくなりました。
    • 「代理承認申請一覧」と「未承認申請一覧」レポートを追加しました。これらのレポートは、代理承認や未承認申請の進捗管理を支援します。
    • 【見積明細】、【受注明細】、【納品明細】、【期間収益明細】、【T&M収益明細】、【請求明細】、【見積依頼明細】、【検収明細】、【期間費用明細】、【T&M費用明細】、【支払明細】レコードで、「丸め方法(単価 * 数量)」項目が空欄の状態で「為替レート種別」項目の値を保存した際のエラーメッセージを改善しました。
    • 【案件】レコードの「活動」タブのメール送信機能において、「宛先」に「取引先責任者1」、「取引先責任者2」、「取引先責任者3」が自動設定されるようになりました。
    • 【売上】、【仕入経費】、【入金予定】、【支払予定】オブジェクトのシステム連携機能において、UIを改善しました。
    • 「フル機能(管理部門)」、または「フル機能(管理部門)」の権限セットグループのユーザーで、【為替レート】レコードが更新できるよう、「マスタ(管理)」、「マスタ(参照)」、「マスタ(ユーザ)」の権限セットを修正しました。
    • 承認プロセスにおいて、割当ユーザーが既に承認していた場合に自動承認を行う機能を追加しました。これにより、従来の自動承認機能(割当ユーザーが担当者と同じ場合)では対応できなかったケースでも、承認作業を効率化できます。
    • 【売上】、【仕入経費】オブジェクトのシステム連携画面において、マスターコード設定でエラーが発生した場合に、エラーメッセージが表示されるよう改善しました。
    • 【受注明細】、【発注明細】レコードで、収益(費用)認識の方法がT&M収益(費用)、期間収益(費用)以外の場合は、期間と月数の一致確認を行う「一致確認結果」項目の値が空欄になるよう改善しました。
    • カスタム設定に「【期間収益】の作成時の消費税調整機能の使用」項目、「【期間費用】の作成時の消費税調整機能の使用」項目を追加しました。これにより、【期間収益】、【期間費用】レコードの作成時に、【期間収益明細】、【期間費用明細】レコードの合計額と【受注明細】、【発注明細】レコードの金額が不一致の場合に消費税調整額を自動調整する機能を使用するか否かが切り替えできるようになりました。【受注】、【発注】レコードでは期間の合計額に対して税率が計算されますが、【期間収益】、【期間費用】レコードでは月単位で案分された金額に対して税率が計算されるため、金額によっては消費税の合計額で不一致が発生する場合がございます。従来は合計額が一致するよう自動的に消費税調整がされておりましたが、様々な運用に対応できるよう消費税調整機能の無効化が可能になりました。
    • 【売上】、【仕入経費】オブジェクトの「一括申請 」のリストビューの表示項目に、「全明細確認済」項目を追加しました。これにより、リストビューの利便性が向上します。
    • 「取引先等オブジェクト(参照)」、「取引先等オブジェクト(管理)」の権限セットに、【価格表取引先割当】オブジェクトの権限を追加しました。
    • 【案件】レコード作成時に、「担当者」項目へ自動設定される社員部門マスタが、終了済みのものを除外するよう修正されました。
  • 制作プロセス
    • 【配員】オブジェクトに「月次実績時間合計(分)[調整]」、「月次実績時間合計(分)[合計]」項目を追加し、月単位の勤怠情報の直接入力が可能になりました。これにより、外部の勤怠管理システムとの柔軟な連携が行えるようになります。
    • 【配員】オブジェクトのリストビューで、一括申請、一括承認ができるようになりました。これにより、【タイムシート登録】機能を利用しない場合でも【配員】レコードのみの一括申請、一括承認を行うことができます。
    • 【勤怠(月次)】オブジェクトに、「社員ID」項目を追加しました。この項目は、外部の勤怠管理システムからデータをインポートする際に社員IDの紐づけに利用できます。
    • カスタム設定に「勤怠(日次)を使う」項目を追加し、無効化にすることで【タイムシート登録】の「未割当時間」が0でなくてもタイムシートの月次申請が可能になりました。また、「月次での勤怠とタイムチャージの時間の一致を管理する」項目を追加し、無効化することで【勤怠(月次)】レコードの実働時間合計と【配員】レコードの月次実際時間合計が一致しなくてもタイムシートの月次申請が可能になりました。これにより、ツバイソPSAの勤怠管理機能を使用しない場合でも、【配員】や【タイムチャージ対象】オブジェクトなどの工数管理の承認機能を利用することができます。
    • 【原価計算票財務記録】オブジェクトのシステム連携画面で、選択したすべてのレコードがシステム連携の対象となるよう仕様を変更しました。また、システム連携画面のタイトルを「システム連携(原価計算票)」から「システム連携(原価計算票財務記録)」に変更し、連携に必要な情報が網羅的に確認できるよう表示項目を改善しました。
    • 【制作指図】レコードで、「(制作指図)配員、タイムチャージ対象を作成」の配員期間を入力する画面に「前へ」ボタンを追加し、案件メンバーの条件選択画面に戻ることができるようになりました。

不具合修正

  • マスタ関係
    • 【取引先関連情報】レコードの項目更新時に【取引先】レコードの該当項目を自動更新する機能において、【取引先】レコードの更新対象項目を更新したレコードとそれ以外の項目を更新したレコードが混在する場合に、それ以外の項目を更新したレコードがエラーとなる問題を解消しました。
    • 【取引先債権債務情報】PSAからERPへの取引先債権債務情報連携時、PSA側の源泉徴収区分が未選択の場合に連携エラーが発生する問題が修正されました。従来は、未選択時に"null"という文字列がERPへ送信されていましたが、今回の修正により空文字が送信されるようになり、ERP連携が正常に行われるようになりました。これにより、源泉徴収区分が未設定の場合でも取引先債権債務情報の連携がスムーズに行えるようになり、ユーザーの利便性が向上します。
  • 売上プロセス
    • 【案件】レコードから【受注】を作成する際、関連付ける【見積】レコードを選択する画面で、不採択の【見積】レコードが選択肢に表示されてしまう不具合を修正しました。
  • 調達プロセス
    • 【調達依頼】の明細エディタ画面で、「単価(税込)」項目を入力した際に、「金額(税込)」項目の値が1円ずれる場合がある不具合を修正しました。
    • 【見積依頼】レコードで、帳票の明細行のフォントサイズが指定できない不具合を修正しました。
    • 【発注】レコードで、「契約変更・メンテ」タブからレコードを作成する際、「契約開始日」、「契約終了日」項目を入力し、期間が発注明細と一致しない場合にエラーになる問題を解消しました。
    • 【仕入経費】レコードの締処理と【支払予定】レコードの一括承認を同時に実行した場合に、データベースのロック競合によりエラーが発生する問題を解消しました。
  • 制作プロセス
    • 【配員】レコード作成後に【受注】レコードを作成し、【制作指図】レコードと紐づけた場合に、【配員】レコードから作成される【管理会計2】レコードに【受注】レコードが紐づかない不具合を修正しました。
  • その他、全般
    • 【受注】、【納品】、【期間収益】、【T&M収益】、【発注】、【検収】、【期間費用】、【T&M費用】レコードから【請求】、または【支払】レコードを作成時に、無効な明細レコードが含まれる場合に、ツバイソロックエラーが発生する問題を解消しました。
    • 【請求】、【支払】レコードの一括作成機能において、作成元レコードの「取引先責任者1」のみが転記され、「取引先責任者2」と「取引先責任者3」が転記されない不具合を修正しました。
    • 【経費精算】、【入金予定】、【支払予定】オブジェクトのシステム連携画面において、一度マスタコードの設定が成功すると、明細レコードの更新後にマスタコードの設定を再実行してもマスタコードが再設定されない不具合を修正しました。
    • カスタム設定の「取引先関連情報の項目の更新に合わせて取引先債権債務情報の項目を自動更新機能の使用」項目を無効化しても、【取引先関連情報】レコード更新時に【取引先債権債務情報】レコードが自動更新される不具合を修正しました。
    • 【案件】レコードで、「担当者」項目などを変更した際、「(案件)管理会計を作成」から作成した【管理会計2】レコードの「編集可」項目のチェックが外れてしまう不具合を修正しました。
    • 【受注】、【発注】オブジェクトの契約自動契約機能において、「更新時の契約開始日」項目と「更新時の契約終了日」項目が同日となる場合にエラーとなる問題を解消しました。
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