【ツバイソPSA】バージョン3.0リリースノート
バージョン3.0をリリースしました。
リリース内容は以下の通りです。
新機能
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売上プロセス
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【受注】オブジェクトにおいて、以下のレコード自動作成機能を追加しました。これにより、特定の明細に関連しない包括的な【制作指図】、および【発注】レコードの自動作成が可能になります。
- 「受注制作品」の明細がない場合に【制作指図】レコードを自動作成する機能
- 「受注発注品」の明細がない場合に【発注】レコードを自動作成する機能
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【受注】オブジェクトにおいて、以下のレコード自動作成機能を追加しました。これにより、特定の明細に関連しない包括的な【制作指図】、および【発注】レコードの自動作成が可能になります。
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調達プロセス
- 【経費精算】オブジェクトの明細エディタに、AI経路検索機能を追加しました。カスタム設定で「経費精算にAI経路検索を使用する」項目にチェックを入れ、経費精算明細にて出発駅と到着駅を入力すると、AIが交通費を自動計算し入力します。これにより、経費精算時の交通費入力の手間が削減され、より効率的な精算業務を支援します。
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その他、全般
- 【取引先関連情報】オブジェクトの「与信残高」項目の計算に、ツバイソERPから連携した債権残高を使用することができるようになりました。カスタム設定で、「取引先関連情報の債権残高(税込)にツバイソERP債権残高を使用」項目にチェックを入れることで使用できます。
- 新たに【財務記録】、【財務記録明細】オブジェクトを公開しました。このオブジェクトに登録した任意の仕訳情報をツバイソERPにシステム連携することができます。例えば、ツバイソIMAの【受払ソース】、【一般入出庫】レコードから評価増減や棚卸しの増減損益の仕訳情報を【財務記録】に連携し、その後、ツバイソERPへシステム連携することができます。
機能改善
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マスタ関係
- 【価格表】オブジェクトに、「メモ(社内用)」項目を追加しました。これにより、価格表に関する社内向けの情報を管理することができます。
- 【取引先関連情報】、【取引先債権債務情報】、オブジェクトで、「消込時の銀行手数料の消費税区分」項目の選択肢に「共通売上分一般仕入の返還」を追加しました。カスタム設定の「消込時の銀行手数料の消費税区分」項目でも同様に選択することができます。
- 【部門マスタ】オブジェクトの階層設定機能において、これまでの組織構造に基づいて設定する「上位部門」項目に加え、新たに会計上の部門階層に基づいて設定する「上位部門(会計)」項目を追加しました。これにより、管理会計分析やレポート作成において、会計上の部門階層に基づいた正確な集計と表示が可能となります。「階層設定を実行」を行う際に、どちらの部門設定を使用するかは、カスタム設定の「【部門マスタ】階層設定で使用する上位部門」項目で選択できます。
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売上プロセス
- 【受注】オブジェクトにおいて、契約自動更新機能により【受注】レコードを作成する際、関連する【発注】レコードも自動作成されるようになりました。作成された【受注】レコードと【発注】レコードは、自動で関連付けされます。また、契約変更時に元レコードの明細期間が更新後の契約期間と異なる場合にエラーが発生する問題を解消しました。これにより、契約更新業務の効率化とデータ整合性の向上が期待できます。
- 【期間収益】、【納品】、【T&M収益】オブジェクトに、「支払条件種別」や「請求締日」など、請求業務で必要となる項目を追加しました。「支払条件種別」や「請求締日」などの値は、元となる【受注】レコードの請求情報を基に計算されます。これまでは、請求対象レコードは、売上計上日を基準として【請求】オブジェクトで抽出する必要がありましたが、今回の機能強化により、【期間収益】、【納品】、【T&M収益】オブジェクトで、受注時の請求情報に基づいたフィルタリングが可能になります。これにより、売上計上日と請求タイミングが異なるケース(前払いなど)でも、処理すべき請求対象レコードを容易に特定できるようになります。
- 【受注】、【納品】オブジェクトに、「お届け希望時間」項目を追加しました。この項目を活用することで、配送業務の効率化が可能です。
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制作プロセス
- 【勤怠(日次)】オブジェクトに「社員ID」項目を追加し、ページレイアウトに「メモ」項目を表示するようにしました。これにより、勤怠管理における情報参照の利便性が向上します。
- 【社員部門マスタ】レコードを更新時に、関連する【制作間接費リソース】レコードがない場合、間接費用の【配員】レコードが作成されないようフローを改善しました。これにより不要な【配員】レコードの作成を防止できます。
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調達プロセス
- 【T&M費用】レコードの明細を削除した際、【管理会計2】レコードの削除処理に関する不要なエラー通知メールが送信される問題を改善しました。
- 【支払】レコードで、関連する【支払かがみ】レコードが確認できる項目を追加しました。これにより、【支払かがみ】レコードの確認が容易になります。(管理番号:2368)
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その他、全般
- 「案件別月次予算実績(着地予想)」、「取引先別月次予算実績(着地予想)」のレポートを追加しました。これらのレポートは、正確な将来の収益・費用予測を立てることができ、経営判断に役立てられます。
- 【案件】オブジェクトにおいて、案件メンバーに追加された際に投稿されるChatterメッセージを改善しました。
- 【案件】レコードのページで、ファイルリンクの表示が他のオブジェクトと統一されるようUIを改善しました。
- 【見積】、【受注】、【納品】、【期間収益】、【T&M収益】、【請求】、【売上】、【調達依頼】、【見積依頼】、【発注】、【検収】、【期間費用】、【T&M費用】、【支払】、【仕入経費】オブジェクトに、「為替レート(手動設定)」項目を追加しました。これにより、外貨建取引において個別の為替レートを手動で設定できるようになりました。
- 【取引先債権債務情報】のリストビュー「システム連携(同期・再リンク)」を「システム連携(再リンク)」に名称変更し、再リンク対象のレコードが表示されるよう、検索条件を変更しました。
- 【受注】、【発注】オブジェクトに、収益(費用)認識方法別の合計受注金額(税抜)と合計発注金額(税抜)が確認できる項目を追加しました。これにより、収益(費用)認識方法ごとの受注額、または発注額と、対応する実績売上高、または実績仕入高を比較し、T&M収益等で発生する差額が把握しやすくなります。
- 【受注明細】オブジェクトの「納品履行数」、「納品残数」項目と、【調達依頼明細】オブジェクトの「摘要」項目を内部管理項目に変更しました。
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【請求かがみ】、【支払かがみ】オブジェクトの請求かがみ、支払かがみの帳票において、以下の改善対応を行いました。これらの改善により、帳票作成の自由度が向上しました。
- 表紙のみの請求かがみ、支払かがみの帳票が出力できるようになりました。カスタム設定や対象レコードで、「個々の請求書を添付しない」、または「個々の支払通知書を添付しない」項目にチェックを入れることで表紙のみの帳票が出力できます。
- 請求かがみの帳票タイトルが変更できるようになりました。カスタム設定の「請求かがみの帳票タイトル」項目で設定できます。
- 請求かがみ、支払かがみの帳票の「発行日」の表示ロジックを改善しました。【請求かがみ】、【支払かがみ】レコードの「発行日」が空欄で、関連する【請求】、【支払】レコードの発行日が一致しない場合は、帳票の「発行日」は空欄になるようにしました。
- APIバージョン45.0未満であったコンポーネントをバージョン63.0にアップデートしました。これにより、ICUロケール形式の有効化が可能になります。
- ツバイソPSAの標準アプリケーションで、ナビゲーション項目の並び順を改善しました。これにより、システムの使いやすさが向上します。
- レポートタイプに、「【請求明細】が関連する【請求】」と、「【発注明細】が関連する【発注】」を追加しました。また、「契約終了日別得意先別解約通知期限別受注契約更新予定」など、複数の業務レポートを追加しました。これらのレポートは、多様な視点からのビジネス状況の分析に活用できます。
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以下の権限セットグループの名称を変更しました。(含まれる権限セットに変更はありません。)
- 「フル機能(MG)」を「マネジメント機能(MG)」に変更
- 「フル機能(PM)」を「マネジメント機能(PM)」に変更
- 各種明細オブジェクトにおいて、追加料金や値引き額などを入力できる「加算金額」、「減算金額」項目を追加しました。カスタム設定で、「加算金額・減算金額の表示」項目にチェックを入れることでこれらの項目が利用できます。