16年ぶりのHTTPの進化で、クラウドネイティブ業務アプリがメインストリームへ
1. 16年ぶりのHTTPバージョンアップ
HTTPバージョンアップにより、WEBアプリケーションの高速化が進みます。
クラウドネイティブ業務アプリが本格的にメインストリームになります。
HTTPはインターネットで主流の通信プロトコルで、WEBブラウザはこれを使っています。
現在のHTTP/1.1が1999年に仕様化され16年経過しましたが、2015/2/17にIETFにおいて新しいバージョンのHTTP/2が正式に承認されました。
WEBが高速化します。
2. 高速化の仕組み
高速化の工夫はいろいろありますが、簡単に例えれば、トランシーバーから電話になったことによるものです。
HTTP/1.1は、WEBブラウザがWEBサーバーに問い合わせ、WEBサーバーが返答し、その返答を待ってWEBブラウザがWEBサーバーに問い合わせて通信します。
これは、トランシーバーの「●●。どうぞ!」、これを待って「●●。どうぞ!」と交互に話ができるのと同じです。
HTTP/2は、電話と同じように、同時に両方向の通信が可能です。これによって通信が高速化されます。
3. HTTP/2のもとになったGoogleのSPDY
SPDY、スピーディと読みます。
GoogleがWEB高速化のために開発したプロトコルです。HTTP/2のもとになっています。
SPDY対応のWEBサーバーは速いです。
facebook, twitterなどで採用されています。
SPDY対応かどうかは、Chromeの拡張機能の"SPDY Indicator"で確認できます。緑のイナズママークが出るサイトはSPDY対応です。
ツバイソもSPDY対応です。
ツバイソ株式会社
代表取締役 CEO 印具 毅雄(イング タケオ)
公認会計士、税理士
広島生まれ、福岡育ち。中学生の頃からパソコン、プログラミングが好きで、N88-BASICやマシン語に親しむ。大学、大学院では、AI関連技術のニューラルネットワーク、ファジィシステムとともに遺伝的アルゴリズムの改善研究をC言語で行う。
1999年、修士(芸術工学)。日本知能情報ファジィ学会論文賞受賞「単峰性関数当てはめによるGA(遺伝的アルゴリズム)収束高速化」
インターネットベンチャーを立ち上げるべく、経営の勉強のために公認会計士を取得(公認会計士二次試験2000年合格、登録番号19193)。監査法人トーマツ(Deloitte)を経て、2006年にブルドッグウォータ株式会社の創業、事業開始。
2015年、同社よりRobotERPツバイソ事業を会社分割し、ツバイソ株式会社を設立。