マイナンバー法の法人番号が実は面白い
マイナンバー、心配しなくても大丈夫
マイナンバー法で、人事、総務、情シスの方々は、対応に気をもんでいると思います。
しかし、この業務分野ではそれほど心配する必要はありません。一つ、人事情報が増えるだけです。
名前や給与と同じで、個人情報の取り扱いに注意する必要があるのは、罰則の有り無しかかわらず、今までと変わりません。
基本的には、従業員教育が重要です。
もちろん情報システムは活用できます。
たとえば、自分のマイナンバーに誰が、いつアクセスしたか、マイナンバーが何に使われたかのログが残る、マイナンバー情報収集、破棄などです。
でも、一番重要なのは社員教育です。
法人番号が面白い
マイナンバー法第58条に、法人番号が定められています。
これは、将来オープンデータとして利用され、便利になると思います。国が提供する情報は、法人名、本店所在地など情報量は少ないですが、これに民間が法人番号をキーにデータを追加していき、クラウド上に膨大で、扱いやすいデータベースが出来上がると予想します。
与信管理などで役立ちそうです。
企業間の情報処理のひもづけにも利用できますので、エンタープライズアプリケーション分野でも面白いことができそうですし、ユーザーの利便性も上がります。
マイナンバーカードはスマホ自撮りOK
制度設計に関与した内閣官房 社会保障改革検討室の浅岡氏によれば、マイナンバーカードに表示する写真は、スマホ自撮りでよいようです。
http://enterprisezine.jp/iti/detail/6668
そうすると、写真を修整する人が出てくるので、この対策が必要となるとか。
なかなか、新しい試みですね。
写真の修整の有無かかわらず、写真については発行現場の人が感覚で判断?しているのだから、自撮りでも、免許証のようにとってもらっても本質は同じでしょうね。
ツバイソ株式会社
代表取締役 CEO 印具 毅雄(イング タケオ)
公認会計士、税理士
広島生まれ、福岡育ち。中学生の頃からパソコン、プログラミングが好きで、N88-BASICやマシン語に親しむ。大学、大学院では、AI関連技術のニューラルネットワーク、ファジィシステムとともに遺伝的アルゴリズムの改善研究をC言語で行う。
1999年、修士(芸術工学)。日本知能情報ファジィ学会論文賞受賞「単峰性関数当てはめによるGA(遺伝的アルゴリズム)収束高速化」
インターネットベンチャーを立ち上げるべく、経営の勉強のために公認会計士を取得(公認会計士二次試験2000年合格、登録番号19193)。監査法人トーマツ(Deloitte)を経て、2006年にブルドッグウォータ株式会社の創業、事業開始。
2015年、同社よりRobotERPツバイソ事業を会社分割し、ツバイソ株式会社を設立。