【ツバイソIMA】バージョン2.0リリースノート
バージョン2.0をリリースしました。
リリース内容は以下の通りです。
新機能
- 【棚卸管理】、【棚卸管理明細】オブジェクトを追加しました。【棚卸管理】オブジェクトでは、倉庫ごとの棚卸状況の確認、棚卸計画の作成、承認ワークフローの管理などが行えます。【棚卸管理明細】オブジェクトでは、倉庫に存在する在庫明細を元に初期データが作成され、実棚数の入力、差異の記録、理論在庫調整の履歴などを管理できます。
- 【受払ソース】、【受払履歴】、【納品明細】、【検収明細】オブジェクトにおいて、入出庫および引当のキャンセル機能を追加しました。各種レコードの「入出庫実行取消」、または「引当取消」項目にチェックを入れることで、入出庫実行、または引当の処理がキャンセルできます。
機能改善
- 【品目在庫情報】オプジェクトの「移動平均単価」項目で、小数点以下第4位までの表示に対応しました。これにより、より詳細な移動平均単価が確認できるようになります。
- 【在庫明細】オブジェクトにおいて、入出庫実行または引当実行時の棚別の在庫数チェック機能を強化しました。入出庫または引当を実行する際、設定された「棚」の【在庫明細】レコードの利用可能数が、入出庫または引当しようとしている数量を下回る場合にエラーが表示されるようになりました。これにより、誤った数量での入出庫や引当の実行処理を防ぐことができます。
- 【商品・サービス】レコードから【品目在庫情報】レコードを作成する際、「基準単位」項目の値が【品目在庫情報】レコードに転記されるようになりました。また、【納品明細】、【検収明細】レコードから【受払ソース】レコードを作成する際、「単位」項目に代替単位が設定されている場合は、【受払ソース】レコードの「受払予定数」として、明細レコードの数量 * 単位マスタの変換係数の値を設定し、関連する「基準単位」が設定されるようなりました。これにより、正確な単位情報に基づいた在庫管理が可能になります。
- 【納品明細】、【検収明細】、【受払ソース】オブジェクトにおいて、入出庫および引当の二重処理防止の制御を強化しました。既に入出庫済または引当済となっているレコードで入出庫実行または引当を行った場合、エラーが表示され、処理を実行することができなくなりました。これにより、同時操作等により同じ操作を複数回実行することを防ぐことができます。
- 【商品・サービス】レコードのステップタブに「在庫管理情報」セクションを追加しました。これにより、在庫管理に関する項目が入力しやすくなりました。
- 【受払ソース】、【納品明細】オブジェクトにおいて、出庫指示を行なった際は、同時に引当処理が行われるようになりました。これにより、個別に引当操作を行う必要がなくなり、業務効率が向上します。また、【納品明細】オブジェクトの「出庫待ちリスト」のリストビューも改善し、出庫指示状況がより明確になりました。
- 【商品・サービス】オブジェクトにおいて、「在庫管理対象」項目の変更に関する制約を追加し、「在庫管理対象」にチェックが入ったレコードは、その後「在庫管理対象」のチェックを外すことができなくなりました。これにより、他オブジェクトのデータとの整合性を保つことができます。
- 【一般入出庫】、【受払ソース】オブジェクトにおける入出庫・引当の処理において、レコードロック機能を追加しました。これにより、複数のユーザーが同時に同一レコードを操作した場合でも、処理対象のレコードが適切にロックされ、受払履歴の二重登録を防ぐことができます。
- 【受払履歴】レコード作成時に、設定されている【ロット】レコードの「手持在庫数」項目を更新する処理を追加しました。これにより、【ロット】レコードでは、常に正確な手持在庫数が確認できるようになりました。
- 【倉庫】レコード作成時に、デフォルトの【棚】レコードが自動作成されるようになりました。これにより、倉庫の初期設定がよりスムーズになります。
- 【検収明細】、【納品明細】、【受払ソース】オブジェクトの「棚」、および「ロット」項目に、以下のルックアップフィルタを追加しました。また、レコードの作成・更新時には、それらの項目の値の整合性チェックが行われるようになりました。この改善により「棚」、および「ロット」項目の選択ミスを防止し、より正確な在庫管理業務を支援します。
- 【受払履歴】オブジェクトに「在庫増加数」項目、【受払ソース】オブジェクトに「在庫増加予定数」項目を追加しました。「受払区分」項目が「払」の場合は、受払数量にマイナス符号を付加した値を表示し、それ以外の場合は受払数量をそのまま表示されます。
- 【受払ソース】、【受払履歴】オブジェクトに「行番号」項目を追加しました。【一般入出庫】レコードから入出庫を実行する際、【一般入出庫明細】レコードのID順に1から採番された行番号が【受払ソース】の「行番号」項目に設定され、さらに【受払履歴】レコードの「行番号」項目に転記されます。また、【品目在庫情報】オブジェクトの「移動平均単価」項目の値は、受払日時が同じ場合、「行番号」項目の値が小さい順に処理されるよう計算ロジックを改善しました。これらの改善により、【一般入出庫明細】レコードの順序に基づいた受払処理の管理が可能となり、「移動平均単価」項目がより明確になります。
- 【一般入出庫明細】オブジェクトに、関連する【受払ソース】レコードを参照する項目を追加しました。入出庫実行により【受払ソース】レコードが作成される際、その【受払ソース】レコードが対応する【一般入出庫明細】レコードに自動で設定されます。これにより、【一般入出庫】レコードと【受払ソース】、【一般入出庫明細】レコード間の関連性がより明確になり、データの追跡や管理が容易になります。
不具合修正
- 【月次在庫サマリー】オブジェクトの「月次在庫サマリー作成」ページにおいて、【月次在庫サマリー】レコードの作成・更新を行う際、選択した「会計年月」の翌月以降にレコードが存在する場合は、最新の年月まで順を追って再計算されるよう修正しました。また、計算処理を非同期化し、大規模なデータ処理も可能となりました。
- 【納品明細】、【受払ソース】レコードで引当実行の後に出庫実行を行う際、【品目在庫情報】レコードの「利用可能数」項目の値が出庫実行する数量より少ない場合にエラーとなる問題を解消しました。
- 【納品明細】レコードで出庫指示を行った際、【受払ソース】レコードの「引当数」項目の値が正しく反映されない不具合を修正しました。