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【ツバイソIMA】バージョン3.0リリースノート

バージョン3.0をリリースしました。
リリース内容は以下の通りです。

新機能

  • 【会計ルール】オブジェクトを公開しました。棚卸差異や廃棄、評価替えなどの在庫調整取引から【財務記録】レコードを生成する際の勘定科目決定ロジックを、コード改修なしに柔軟に設定できます。会計処理の透明性が増し、将来的な会計方針の変更にも容易に対応できるようになります。
  • 【在庫移動指示】および【在庫移動指示明細】オブジェクトを公開しました。これにより、倉庫や棚ロケーション間の在庫移動指示・承認・出荷・受入をプロセス化し、在庫状況の正確性、トレーサビリティを保つことができるようになります。
  • 【倉庫作業指示】、【倉庫作業指示明細】オブジェクトを公開しました。これにより、検収、在庫廃棄指示、在庫移動指示、納品、棚卸管理といった業務固有の指示・承認プロセス管理と、物理的な倉庫内作業の実行・進捗管理の責務を明確に分離できるようになります。
  • 【理由コード】オブジェクトを公開しました。入出庫、移動、廃棄、棚卸調整など、全ての在庫の動きに理由を明確に紐付け、その後の会計連携(勘定科目決定)、移動平均単価計算、承認プロセスの要否を正確に制御します。これにより、在庫のトレーサビリティが向上し、内部統制を強化できます。正確な財務処理と柔軟な業務運用を実現します。
  • 【一般入出庫】オブジェクトに、財務記録作成機能を追加しました。IMA (在庫管理) システムで発生した在庫変動(棚卸減耗/棚増し)の結果を、会計システムへ連携するための仕訳データを生成することができます。リストビュー画面の「財務記録作成」ボタンからツバイソERPに連携するための【財務記録】レコードの一括作成が実行できます。また、各レコードの「財務記録作成実行」項目にチェックを入れて作成することもできます。

機能改善

  • 「ツバイソIMA」アプリケーションのナビゲーション項目として、「業務メニュー」と「マスタ」を追加しました。これにより、ツバイソIMAで使用するマスタオブジェクトや在庫情報オブジェクトにアクセスしやすくなります。
  • 【一般入出庫】、【一般入出庫明細】オブジェクトに、関連する【倉庫作業指示(明細)】、【棚卸管理(明細)】、【財務記録(明細)】レコードを表示する項目を追加しました。これにより、在庫変動の記録から財務記録までの追跡が可能になります。
  • 【一般入出庫】、【一般入出庫明細】オブジェクトの新規作成画面で、必要な項目のみが表示されるようUIを改善しました。
  • 【一般入出庫】オブジェクトにおいて、「入出庫実行済」項目がチェックされた後は、【一般入出庫】、【一般入出庫明細】レコードの主要な項目が編集できなくなりました。これにより、データ不整合が防止できます。
  • 【一般入出庫】オブジェクトにおいて、「取引区分」項目の選択肢を追加し、初期値として「その他調整」が自動設定されるようになりました。また、「元倉庫」や「元棚」などの項目名を「出庫倉庫」や「出庫棚」などに変更しました。
  • 【検収】、【納品】レコードの承認ステータスが「承認済」以外に変更された際に、関連する【倉庫作業指示】レコードのステータスを未着手の場合は自動キャンセルを行いつつ、作業が進んでいる(作業中・完了)場合は、人間の判断を促すことで、倉庫作業におけるデータの整合性と業務の柔軟性を両立できるようになりました。
  • 【在庫明細】オブジェクトにおいて、不要な内部管理項目が表示されないようページレイアウトを修正しました。
  • 【受払ソース】、【受払履歴】オブジェクトに、「参照移動平均単価」項目を追加しました。【受払ソース】レコードが作成、更新される際に、「受払予定金額」の算出に使用された「移動平均単価」が「参照移動平均単価」として記録されます。これにより、どの時点の単価が計算に用いられたかを確認できるようになります。
  • 【受払ソース】オブジェクトに「理由コード」項目を、【受払履歴】オブジェクトに「移動平均単価計算対象」項目を追加しました。これにより、理由コードに応じて移動平均単価の計算に含めるか除外するかを制御でき、より正確な在庫評価額の管理が可能になります。
  • 【受払ソース】オブジェクトのリストビューに、「出庫指示済」、「引当済」、「入出庫実行済」項目などを追加しました。これにより、各在庫トランザクションの進捗状況が確認しやすくなります。
  • 【受払履歴】オブジェクトに、「受払増減数量」項目を追加しました。この数式項目は、「受払区分」が「払」の場合は数量を負の値で、「受」の場合は正の値で表示します。これにより、数量の増減が一目で把握できるようになります。
  • 【受払履歴】オブジェクトにおいて、項目ラベル名を「在庫増加数」から「在庫増減数」へ変更しました。
  • 【商品・サービス】オブジェクトで、「倉庫・棚管理区分」項目が「倉庫・棚管理を行わない」の設定の場合、【納品明細】レコードや【検収明細】レコードで、「倉庫」、「棚」項目が入力できないよう入力規則を追加しました。これにより、在庫情報の入力ミスが防止できます。
  • 【商品・サービス】ごとに「売上原価対立法」または「三分法」といった原価計算方法を選択できる機能を追加しました。これにより、商品の特性や管理方針に応じた柔軟な在庫評価と原価計算が可能になります。関連項目の入力チェック機能も備え、データ設定の誤りを防止します。自社の会計方針に沿った、より正確な原価管理と会計連携を実現します。
  • 【倉庫】オブジェクトのページレイアウトに、【棚卸管理】オブジェクトの関連リストを追加しました。これにより、【倉庫】レコードから、関連する【棚卸管理】、【棚卸管理明細】レコードが確認しやすくなります。
  • 【倉庫別在庫明細】オブジェクトのリストビューに、「手持在庫数」項目を追加しました。これにより、各倉庫の在庫状況が確認しやすくなります。
  • 【棚卸管理】オブジェクトにおいて、棚卸管理画面と入力画面の操作性を向上させました。棚卸管理画面では、部門を選択して責任部署を明確化し、任意のタイミングで財務記録を作成できるボタンを追加しました。棚卸入力画面では、実棚在庫数や備考を直接入力できるようになり、現場でのデータ入力が効率化されます。これらの改善により、棚卸業務がよりスムーズかつ直感的に行えるようになります。
  • 【棚卸管理】オブジェクトにおいて、棚卸差異が発生した際、その数量と該当品目の移動平均単価を用いて差異の金額(評価額)を自動的に計算できるようになりました。これにより、在庫の価値変動が正確に把握され、会計連携の基礎データとなります。
  • 【棚卸管理】オブジェクトにおいて、理論在庫調整処理が正常に完了したことを示す「理論在庫調整完了」ステータスが自動的に設定される機能が追加されました。これにより、棚卸プロセス全体の進捗状況が可視化され、次のステップである財務記録作成に進む準備が整ったことを明確にします。
  • 【棚卸管理】オブジェクトの「実棚エントリ」画面で、行追加フォームのUI改善を行い、各種項目が入力しやすくなりました。
  • 【棚卸管理】オブジェクトの「実棚エントリ」画面に、「理論数」と「実棚数」の差異を表示する列を追加しました。これにより、棚卸差異の把握が容易になります。
  • 【棚卸管理】オブジェクトの「棚卸メニュー」画面において、「実棚調査表出力」ボタンを押した際に、対象の実棚卸表の明細行数、および空行数が0件の場合にエラーメッセージが表示されるよう改善しました。
  • 【棚卸管理】オブジェクトの「棚卸メニュー」画面において、棚卸開始時に「次の承認者(ユーザ)」項目の選択が必須になりました。また、予め【倉庫】レコードに「棚卸管理者」項目を設定しておくことで、同じユーザーが「次の承認者(ユーザ)」項目に自動でセットされます。
  • 【棚卸管理明細】オブジェクトに「棚卸管理明細ステータス」項目を追加し、「計画中」から「調整完了」までの7つのステータスを定義しました。これにより、棚卸プロセスの進捗状況をより詳細に管理できます。

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