【ツバイソPSA】バージョン4.0リリースノート
バージョン4.0をリリースしました。
リリース内容は以下の通りです。
新機能
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制作プロセス
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【制作指図】オブジェクトに基づく製造作業の実績を管理するための【製造実績】オブジェクトと、資材情報を管理するための【資材明細】オブジェクトを追加しました。
※【製造実績】、【資材明細】オブジェクトは、主にツバイソIMAとの連携を目的としています。そのため、現時点でツバイソIMAをご利用されていないお客様への直接的な影響はありません。
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【制作指図】オブジェクトに基づく製造作業の実績を管理するための【製造実績】オブジェクトと、資材情報を管理するための【資材明細】オブジェクトを追加しました。
機能改善
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売上プロセス
- 【受注】オブジェクトに「納品先住所1」、「納品先住所2」、「納品先郵便番号」の項目を追加しました。これにより、納品先情報を正確に管理できるようになり、その情報が【納品】レコードに自動で引き継がれるため、二重入力の手間を削減し、入力ミスを防ぐことができます。納品先情報が固定されることで、その後のプロセス(発送準備など)がスムーズになります。
- 【納品】オブジェクトの分割納品機能において、分割元の【納品明細】レコードから【制作指図】レコードとの関連付けを削除するかどうかをユーザーが選択できるオプションを追加しました。これにより、ユーザーは分割納品の状況に応じて、制作指図との連携を柔軟に管理できるようになりました。
- 【制作指図】オブジェクトで、【納品明細】オブジェクトの「納品予定日」が更新された際に投稿されるChatter通知に、「【納品】の「納品予定日」「納入期限」と【納品明細】の「納品予定日」との関係から、必要があれば分割納品を行なってください。」というメッセージを追記しました。これにより、納品予定日変更時のユーザーの対応を促し、納品作業の円滑化を支援します。
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調達プロセス
- 【仕入先期間収益EC】レコード作成時、仕入先に対し、期間収益ページの準備が完了したことを知らせるメールを自動で送信する機能を追加しました。これにより、仕入先は期間収益の確認が可能になったことを迅速に把握でき、関連業務の開始がスムーズになります。
- 【発注】オブジェクトの「契約変更」フローで新規に作成される【発注】レコードに、変更元の【発注】レコードに紐づく「受注ID」項目が引き継がれるよう改修しました。これにより、契約変更後も関連する【受注】レコード情報を容易に追跡できるようになり、実務上の管理が容易になります。
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マスタ関係
- 外貨建て取引における【商品・サービス】オブジェクトの管理方法を見直し、【商品価格(外貨)】オブジェクトを追加しました。これにより、1つの【商品・サービス】レコードで複数の外貨価格を管理できるようになり、運用の手間が軽減されます。また、【商品・サービス】レコードの複製時に、関連する【商品価格(外貨)】レコードも一緒に複製されるようになり、設定作業が効率化します。
- 【商品・サービス】オブジェクトに「原価標準単位」と「変換係数(原価標準単位)」の項目を追加しました。これにより、原価標準を基準単位だけでなく、実務に即した代替単位(例:人日)で入力できるようになり、より正確な利益率の計算と見積作成時の原価把握が可能になります。
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各種明細入力時の「単位」項目について、売上プロセスでは基準単位または販売単位、調達プロセスでは基準単位または仕入単位に選択肢を限定する入力規則を追加しました。また、【商品・サービス】オブジェクトに「制作単位」、「変換係数(制作単位)」、「出庫単位」、「変換係数(出庫単位)」項目を追加しました。「制作単位」、「変換係数(制作単位)」は制作指図作成時に制作単位へ変換する際に使用する項目であり、これにより制作部門に対して、実際に使用する単位で正確な製造指示数量を自動で伝えることができます。
※「出庫単位」、「変換係数(出庫単位)」項目は、ツバイソIMAでの使用を目的としています。そのため、現時点でツバイソIMAをご利用されていないお客様への直接的な影響はありません。
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その他、全般
- アプリケーション名を「ツバイソPSA(管理部門用)」から「ツバイソPSA」へ変更しました。また、業務メニューのページに、【支払かがみ】、【仕入先見積EC】、【仕入先期間収益EC】、【仕入先T&M実績登録】オブジェクトへのリンクを追加しました。これにより、ユーザーはこれらの機能に素早くアクセスできるようになり、業務メニューの利便性が向上します。
- 【入金予定】および【支払予定】オブジェクトのシステム連携項目に、外貨建取引に関する複数の項目が追加されました。追加された連携項目は、「通貨」、「為替レート」、「為替レート(手動設定)」、「換算日」、「為替レート種別」、「金額(税抜)[外貨]」です。これにより、外貨建の債権債務管理に必要な情報を、より網羅的かつ正確にシステム間で連携することが可能になります。
- 【売上】および【仕入経費】オブジェクトのシステム連携項目に、外貨建取引に関する情報(通貨、為替レート、換算日、外貨金額)を追加しました。これにより、外貨建ての売上、仕入経費のデータが、外部システムへ正確に連携できるようになりました。
- 【取引先】オブジェクトのシステム連携に、外貨建て取引に関する「使用可能通貨」と「消込方法」の項目を追加しました。また、【取引先関連情報】レコードと【取引先関連債権債務情報】レコードの間でこれらの項目が同期されるようになり、外貨建て取引の管理に必要な取引先情報の一元管理が強化されました。
- 【取引先関連情報】、【商品・サービス】、【与信】、【反社チェック】、【価格表(PSA)】オブジェクトのテンプレートの承認プロセスにおいて、承認ページレイアウトに表示項目の設定を追加しました。これにより、承認者は必要な情報を一覧で確認できるようになり、承認判断の質とスピードが向上します。
- 各種明細入力画面で、単位として【商品・サービス】オブジェクトの販売単位、仕入単位に加え、基準単位も選択可能になりました。単位を変更した場合に、単価や原価が自動で再計算されるようになり、入力の利便性が向上します。また、標準原価の計算に「変換係数(単位)」を考慮するロジックが導入され、より正確な原価計算が可能になりました。
- 【受注】および【発注】オブジェクトの明細入力画面の下部に「明細に期間を反映」チェックボックスを移動しました。これにより、期間収益やT&Mの明細における計上開始日・終了日の入力が視覚的にわかりやすくなり、操作性が向上しました。
- 電子取引サイトにおける外部ユーザー操作で障害が発生した場合、エラーの詳細を特定メールアドレスに通知する機能を追加しました。これにより障害発生時に、システム管理者が障害を迅速に検知し、対応を開始することが可能になります。
- 【管理会計2】オブジェクトのパフォーマンス改善のため、「案件確度」や「受注承認ステータス」など一部の項目について、【管理会計2】への直接同期を取りやめました。これらの情報はレポートタイプ「管理会計2(拡張版)」を通じて関連オブジェクトから参照するように変更し、レコード更新時の処理負荷を軽減することで、システム全体の性能向上を図りました。
- 【仕入経費】、【売上】、【取引先債権債務情報】オブジェクトなど、ERP連携で利用される項目について、ヘルプテキストに連携最大文字数を記載しました。
- 【受注明細】、【発注明細】オブジェクトに「加算金額[外貨]」、「減算金額[外貨]」の項目を追加し、外貨建の金額に直接加算、減算ができるようになりました。

