ツバイソ導入事例 特別対談「プログレスに学ぶ生産性向上 Vol.3」
コップの水はまだ半分あると見るか、もう半分しかないと見るか
印具:プログレスは人材のモチベーションを非常に重視しているという印象なのですが、これを「生産性」と考えた場合、どのような理念を持っていますか?
私は「タレントオリエンテッド」という概念をもってツバイソを開発しています。
あくまで、生産性を上げるのは知的生産活動を行うタレントで、そのためには、人間ですから、モチベーションと権限と責任がとても大事です。ITで具体的にタレントが仕事しやすい仕組みを作ってエンパワーするのですが、そのための機能要件を満たすべきという考えです。
菊田:仕組みはとても重要ですし、ITの活用も便利でしょう。 でも、やっぱり「気合い」とか「気迫」というのは重要だと思います。 これは勘違いされやすいのですが、仕事できる人って自分に自信を持っています。
印具:わかります。
菊田:ある1つの業務があったとして、「できる」と思える人と「できない」と思う人の差は、まだ実行していないことに対する考え方の違いだと思います。 「できる」と思える人は、それは予想を現実化するという流れをわかっています。 「できない」と言う人は、それが予想ということに気づいていません。 経験しない事実は予想に過ぎないわけです。 僕はスタッフに対して、「できる」という背景を示してあげることが仕事だと思っています。
印具:すごくわかります。ところで、その背景をどのように伝えるのですか?
菊田:これは哲学でありビジョンなので、伝わるまでには人それぞれ時間が違いますね。
まずは、基本として会社自体がこのビジョンでデザインされていなければいけません。
極端な事を言えば、生産性を上げていくということは、「コップの水はまだ半分あると見るか、もう半分しかないと見るか」という考えに対する正解を理解することだと思います。
どれが正解でどれが間違っているのかを教えてあげる、ものの見方を提供することで変わってくると思います。
「コップの水はまだ半分あると見るか、もう半分しかないと見るか」