ツバイソ導入事例 特別対談「プログレスに学ぶ生産性向上 Vol.2」
ERPって簡単に説明するとどういうものですか?
菊田:ところで、今更ですがERPって簡単に説明するとどういうものですか? 私自身がわからないという経験を持っていましたし、そういう人はたくさんいると思います。
ERPとは、人、モノ、金という経営に必要な要素を常に把握しておく為のツール。会計や販売管理などを幅広い業務範囲をカバーした統合管理の仕組み
印具:ERPとは、ヒト、モノ、カネという経営に必要な要素をリアルタイムに把握しておく為のツールですね。会計や販売管理などを幅広い業務範囲をカバーした統合管理の仕組みをERPと言います。組織的な経営で生産性を上げることができます。
菊田:商売人って、特化したなんらかの能力を持っているプロフェッショナルが多いじゃないですか?一芸に秀でているというのでしょうか? そういう人が、その能力以外の業務として、組織を作り、維持し、ファイナンスを行い、人員の採用計画を作るなんて無理ですよ。 先ほどのシステムについても同様に、学校で習ったわけでもないですし、最初から分かっている人は少ないと思います。 世の中ってもっとこういうシステムが普及していると思っていたのですが、意外とそうでもない。
印具:特に企業向けのシステムって進化が遅いと思います。
菊田:なぜでしょうね?
印具:IT業界自体が複雑にすることで収益を上げるというエコシステムが成立してしまっていて、大企業しか費用対効果が合わないからだと思います。何に価値があって、何に価値がないかの見極めをいつもしている、地に足がついた中小企業経営者から見ると、導入しにくいでしょうね。
菊田:もっと簡単で安く済む方法があるのに、ビッグネームが持つ信用度に企業が流されてしまう。導入してしまうと簡単には変えられない。
印具:そうです。しかし経営者が思考停止では良くない。新しいテクノロジーを抜け目なく使って、うまくやっていかないと、やりたい仕事を続けられなくなってしまいます。
菊田:AWS(アマゾンウェブサービス。信頼性と拡張性に優れた低料金のクラウドコンピューティングサービス)のようなサービスが、このような構造を変えてきているのではないですか?
印具:はい。amazonやグーグルなどがIT業界で、新しいルールを敷き始めているのは確かです。ユーザーにとって良い流れだと思います。ちなみにツバイソはAWSのERPカテゴリでテクノロジーパートナーとして認定されている10社の1社です。