基幹システム一本化の秘訣 ── オープンなフレームワークで実現する全体最適
こんにちは、印具です。
今回は、企業の基幹システム一本化についてお話します。
多くの企業が、様々な業務システムを個別に導入している現状があります。しかし、システムが乱立すると、データの一元管理が難しくなり、業務効率の低下や、部門間での連携不足などを招いてしまう可能性があります。
そこで重要となるのが、基幹システムの一本化です。
基幹システムを一本化するためには、適切な粒度で業務が網羅されている必要があります。
では、どのようにすれば、適切な粒度で業務を網羅できるのでしょうか?

目次
ベストプラクティスで漏れのないシステムを構築
私が考えるベストプラクティスは、特定のベンダーに依存するものではなく、長期的に拠り所にできるオープンなフレームワークであるべきです。
具体的には、企業会計基準、内部統制基準、原価計算基準といった、広く認められた基準や、これらに関連する公開情報を活用することで、網羅的かつ客観的な視点でシステムを構築できると考えます。
これらの基準は、長年の経験と知見に基づいて作成されており、多くの企業にとって共通の課題解決に役立つフレームワークと言えるでしょう。
業務プロセスを分解し、デジタル化で一本化
ベストプラクティスに基づいて、業務プロセスを疎結合な業務に分解し、網羅していくことが重要です。
それぞれの業務を1:Nのデータ構造として表すことで、システムへの実装が容易になります。
さらに、社内のコミュニケーションツール(チャット、Todo、カレンダー、メール、ファイルなど)を業務プロセスに結合することで、社内業務全体をデジタル化し、一本化することができます。
まとめ
基幹システムの一本化は、企業の成長にとって重要な取り組みです。
オープンなフレームワークとベストプラクティスを活用することで、漏れのないシステムを構築し、業務効率の向上、部門間連携の強化、そして企業全体の成長を実現できると考えます。
この記事について(2026年8月 追記)
この記事は2025年2月に書いたものです。公開された基準を拠り所に業務を網羅する、という考え方はいまも変えていません。難しいのはその先で、網羅した業務を実際にシステムへ載せる工程が重いことでした。従来のERPでは、分解した業務の数だけ実装が要るので、フレームワークが正しくても手が届かない。
Tsubaiso Intelligenceでは、その工程──項目・画面・業務のロジック・承認の追加──をAIが組み立て、組織へ反映する直前に人が承認します。着手前には既存の作りとの競合を診断します。さらに、加えた拡張の仕様をAIが読み取って書き起こすため、網羅できているかどうかを、後から突き合わせて点検できるようになりました。フレームワークが絵に描いた餅で終わらないための部分が埋まった、と考えています。
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ツバイソ株式会社
代表取締役 CEO 印具 毅雄(イング タケオ)
公認会計士、税理士
広島生まれ、福岡育ち。中学生の頃からパソコン、プログラミングが好きで、N88-BASICやマシン語に親しむ。大学、大学院では、AI関連技術のニューラルネットワーク、ファジィシステムとともに遺伝的アルゴリズムの改善研究をC言語で行う。
1999年、修士(芸術工学)。日本知能情報ファジィ学会論文賞受賞「単峰性関数当てはめによるGA(遺伝的アルゴリズム)収束高速化」
インターネットベンチャーを立ち上げるべく、経営の勉強のために公認会計士を取得(公認会計士二次試験2000年合格、登録番号19193)。監査法人トーマツ(Deloitte)を経て、2006年にブルドッグウォータ株式会社の創業、事業開始。
2015年、同社よりRobotERPツバイソ事業を会社分割し、ツバイソ株式会社を設立。

