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収益認識会計基準に対応したERPとは ── 契約管理と商品マスターの重要性

皆様、こんにちは。印具です。

今回は、収益認識会計基準への対応におけるERP選定の重要ポイントについてお話します。

収益認識を自動で通すために要るもの
収益認識を自動で通すために要るもの

目次


1.収益認識会計基準と契約管理

収益認識会計基準では、企業が顧客との契約から得る収益を、一定の原則に従って認識することが求められます。この基準への対応には、契約管理が非常に重要となります。

なぜなら、収益認識のタイミングや金額は、契約内容によって大きく変わるからです。例えば、ソフトウェアの販売において、ライセンス販売とサブスクリプション販売では、収益認識のタイミングが異なります。

2.契約管理機能が不十分なERP

しかし、既存のERPの中には、契約管理機能が十分でないものも存在します。このようなERPでは、収益認識会計基準に対応した適切な会計処理を行うことが難しく、手作業での対応が必要となります。

3.商品マスターの重要性

さらに、複雑な収益認識を自動化するためには、商品マスターの充実も欠かせません。商品マスターには、商品の種類や価格だけでなく、収益認識に関する情報なども管理することで、自動化が可能になります。

ところが、商品マスターが充実していないERPも少なくありません。このようなERPでは、収益認識の自動化が難しく、やはり手作業での対応が必要となる可能性があります。

4.収益認識会計基準に対応したERPとは?

では、収益認識会計基準に対応したERPとは、どのようなものでしょうか?

それは、

  • 契約管理機能が充実している
  • 収益認識会計基準のための商品マスターがある
  • 収益認識会計基準に対応した会計処理を自動化できる

といった特徴を持つERPです。

5.おわりに

このようなERPを導入することで、収益認識会計基準への対応を効率化し、正確な会計処理を行うことが可能となります。

今回は、収益認識会計基準への対応におけるERPの重要性についてお話しました。少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。


この記事について(2026年8月 追記)

この記事は2025年2月に書いたものです。収益認識で手作業が残る原因は、契約と商品マスターに判定に要る属性が無いことでした。従来のERPでは、その項目を1つ足すだけでも見積を取り、設計し、リリースを待つことになり、待てない現場はExcelへ逃げる。逃げた先で会計処理との突合がまた手作業になる、という順番です。

Tsubaiso Intelligenceでは、契約や商品マスターへの項目の追加と、収益認識の判定にあたる業務のロジック、それを扱う画面と承認までをAIが組み立て、組織へ反映する直前に人が承認します。契約書や注文書のような文書から取引レコードを起こす入力支援もあり、基準の当てはめを、開発案件にせずに整えられるようになりました。ただし「契約という単位をERPが持っているか」は骨格の話なので、そこは選定で見る点のままです。

あわせてご覧ください。

代表取締役 CEO 印具 毅雄(イング タケオ)

ツバイソ株式会社

公認会計士、税理士

広島生まれ、福岡育ち。中学生の頃からパソコン、プログラミングが好きで、N88-BASICやマシン語に親しむ。大学、大学院では、AI関連技術のニューラルネットワーク、ファジィシステムとともに遺伝的アルゴリズムの改善研究をC言語で行う。 1999年、修士(芸術工学)。日本知能情報ファジィ学会論文賞受賞「単峰性関数当てはめによるGA(遺伝的アルゴリズム)収束高速化」
インターネットベンチャーを立ち上げるべく、経営の勉強のために公認会計士を取得(公認会計士二次試験2000年合格、登録番号19193)。監査法人トーマツ(Deloitte)を経て、2006年にブルドッグウォータ株式会社の創業、事業開始。 2015年、同社よりRobotERPツバイソ事業を会社分割し、ツバイソ株式会社を設立。

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