コンサルタントの未来 ── AIで変わる働き方と求められるスキル
皆さん、こんにちは、印具です。
最近は、生成AIの進化に驚かされるばかりです。私自身、日々の仕事で生成AIを手放せなくなっています。 そこで今回は、生成AIがコンサルタントの未来をどのように変えるのかについて、考えてみたいと思います。

目次
コンサルタントの仕事はAIでどう変わる?
コンサルタントの仕事は、大きく分けて以下の3つに分類できると考えています。実際、多くの時間を使っているのが1、2です。
- 調査・分析・集計:クライアントの課題を解決するために、大量のデータ(自然言語を含む)を調査、分析、集計します。
- 情報提供:分析結果に基づき、クライアントにパーソナライズされた情報を提供します。これは、報告書やプレゼン資料の作成、会議での説明など、様々な形で行われます。
- 企画・提案:クライアントの課題を解決するための具体的な施策を企画し、提案します。
これらのうち、1と2は生成AIによって大きく効率化されると考えています。
例えば、自然言語処理技術の発展により、大量のテキストデータから必要な情報を抽出したり、要約したりすることが容易になりました。また、生成AIは、クライアントのニーズに合わせて、カスタマイズされた報告書やプレゼン資料を作成することもできます。
コンサルタントに求められるスキルは?
では、生成AI時代において、コンサルタントに求められるスキルは何か?
本来コンサルタントに求められる役割は、何がクライアントにとっての価値なのか、何をクライアントに提供すべきなのかを企画できることです。
しかし実際には、コンサルタントのマネタイズの源泉は、豊富なビジネス知識と、自然言語を理解し、それを変換する能力による、気の利いた事務処理能力です。これらの能力は、生成AIによって代替可能になると思われます。しかも、かなり早いスピードで。
有能な作業者は不要になる?
生成AIは、コンサルタントの仕事を効率化し、より高度な課題解決に集中することを可能にします。しかし、それは同時に、従来型の「作業者」としてのコンサルタントは不要になる可能性を示唆しています。
コンサルタントは、生成AIをツールとして活用し、クライアントにとって真に価値のあるサービスを提供していく必要があります。
今回は、生成AIがコンサルタントの未来をどのように変えるのかについて考えてみました。 これからますます進化していくであろう生成AI。 コンサルタントとして、そして経営者として、この変化の波をしっかりと捉え、未来を切り開いていきたいと思います。
この記事について(2026年8月 追記)
この記事は2025年2月に書いたものです。ここに書いた見立て──調査・分析・集計と情報提供はAIが担うようになる──は、その後おおむねそのとおりになりました。ただし当時の私は、AIが業務システムそのものを操作するところまでは見ていませんでした。従来のERPは人が画面を見て入力する前提で作られており、AIから使うには画面という関門が挟まっていたからです。
2026年8月に提供を開始したTsubaiso Intelligenceでは、その関門を外しました。データの参照も集計も、項目・画面・承認ワークフロー・業務のロジックの追加も、業務のことばでAIへ頼めて、組織へ反映する直前に人が承認します。つまりコンサルタントの仕事のうち「システムに触る作業」もまた、AIの側へ寄ったということです。そのぶん、この記事で「残る」と書いた部分──何が顧客にとっての価値かを決めること──の比重は、いっそう大きくなりました。
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ツバイソ株式会社
代表取締役 CEO 印具 毅雄(イング タケオ)
公認会計士、税理士
広島生まれ、福岡育ち。中学生の頃からパソコン、プログラミングが好きで、N88-BASICやマシン語に親しむ。大学、大学院では、AI関連技術のニューラルネットワーク、ファジィシステムとともに遺伝的アルゴリズムの改善研究をC言語で行う。
1999年、修士(芸術工学)。日本知能情報ファジィ学会論文賞受賞「単峰性関数当てはめによるGA(遺伝的アルゴリズム)収束高速化」
インターネットベンチャーを立ち上げるべく、経営の勉強のために公認会計士を取得(公認会計士二次試験2000年合格、登録番号19193)。監査法人トーマツ(Deloitte)を経て、2006年にブルドッグウォータ株式会社の創業、事業開始。
2015年、同社よりRobotERPツバイソ事業を会社分割し、ツバイソ株式会社を設立。

